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インタビュー

医師として患者さんの症状が改善し
社会復帰されることは大きな喜びです。

医師になるチャンスがあり、医師として患者さんを診療できる機会に恵まれました。この街の患者さんは忙しい方が多く、来院する時間を取るのも大変だと思いますが、少しでも症状が改善されるように治療にあたります。

医師の道を選ばれた理由と病院に勤務していて経験したことを教えてください。

医師を目指したのは父親が教育者で教育熱心だったことと、大学に行けるチャンスがあったこと、医師になるチャンスがあったということが大きな理由です。地元で私立の高校に通い、大学に合格したので東京に拠点を移しました。

医師になってからは、治療を進めていく中で患者さんの症状に改善が見られ、社会復帰される姿を見ることがなんと言ってもうれしいことです。昔は今のような薬がなかったこともあり、医師にとっても患者さんにとっても症状が改善していくことに対する喜びは大きかったのかもしれません。

初診の患者さんに対しては、どのように診察していますか?

初診の患者さんに関しては、どのような症状でお悩みになっているのか細かく聞くようにしています。患者さんは「咳とたんがでます」というくらいで、「呼吸をするときにゼェゼェヒューヒューとなるから苦しいです」「たんが止まらなくて困っています」というように具体的な表現をしてくれません。ですから、たんであれば吐き出すために1日でどれくらいのティッシュを消費するかなど、具体的に聞くようにしています。

患者さんには医者に重症度を伝えるためにも症状を細かく伝えた方がよいとアドバイスさせていただいています。医師によって得意としている診療科目がありますから、せきやたんでお悩みの患者さんは呼吸器疾患やアレルギー疾患に対し、専門性の高いクリニックで受診されることをおすすめします。

内科一般のクリニックと呼吸器を専門としているクリニックの違いは何ですか?

せき・たんなどの症状を詳しく伺うことができれば、大抵の呼吸器疾患や重症度の察しがつくことですかね。通常、見落としやすい呼吸音も聴診器で拾い上げることができます。実際に詳しく聴診すると、ぜんそくだったということも多々あります。

呼吸器の病気は症状がなくなったからといって治った、とはいえない病気が多いです。体調を崩したときに再発するケースも多いので、重篤な症状が起きてしまう前にリスクの説明をさせていただき、薬の吸入方法や治療方針などしっかりと説明し、話していきます。

虎ノ門で開業した理由と開業後の感想を教えてください。

ここで開業に至ったのは医局にいたときの知り合いに紹介されたからでした。診療をはじめて、何より驚いたのはお勤めをされている人の多さでした。ビジネス街ではありますが、これほどまでにお勤めしている方が多いとは思っていませんでした。患者さんはこの街に住んでいる方が少なく、仕事の合間を縫って来院される方が大半です。

来院される患者さんは、頑張りすぎなのではないかと思うほど忙しく働かれている方が多いようです。患者さんご本人は気づいてないのかもしれませんが、疲れた顔をなさっている方も多く見受けられます。そういった中でも時間を無駄にできないという患者さんには、診療順番が来ましたら携帯電話の方にお呼び出しの電話もさせていただいています。

病気になったときはどのような基準でクリニックや病院を選んでいますか?

自分が病気やけがで治療しなければならない状況になったときは、医師に評判を聞いて患者さんと向き合って治療をしてくれる医師のところに行くようにしています。病気に対して研究することは医療が発展するために必要なことですが、治療を受けるならば治療に熱心な医師にお願いしたいです。

患者さんがどこのクリニックや病院に行けばいいか分からないというのであれば、同じような症状で悩まれていた方何人かに話を聞いてみるようにアドバイスさせてもらっています。特にネットを利用しない高齢の患者さんは、評判を聞くことで情報収集し、ご自分に合ったクリニックや病院を見つけていただきたいと思います。

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